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アイルランドとペルーの双子遺跡?

ボイン川流域にある最も印象的な2つの羨道墓、ノウスとそれに隣接するニューグレンジは、3000年にわたって生き残った重要な入門儀式の一部として共に機能していた可能性があります。そしてこれらの遺跡は、サクサイワマンとその小さくて同じくらい謎めいた子供のようなケンコ(Q’uenqo)と呼ばれる彫刻されたビュートという形で、アンデス山脈の遺跡と双子である可能性があります。手がかりはそれぞれの天文的直列(アラインメント)にあります。

天文的直列
ノウスは隣りの有名な遺跡より注目されていませんが、謎に満ちた遺跡です。

ノウス遺跡。アイルランド、ボイン川流域。 (CC BY-SA 3.0)

その彫刻された縁石(えんせき)の多くは天文学的に重要で、春秋分点(Equinox)の日没地点を向く、あまり研究されていない西側通路は、春秋分点の日の出地点と直列する2つ目の通路に対応するため、角度19.5度で突然に向きを変えます。この独特な角度は、球と四面体という自然界の主要な構成要素2つとの接点を示すため選択されたのでしょう。四面体が外接する球の表面に接する点は角度19.47度になります。実際に観測できる範囲では、この角度は緯度として、金星・地球・火星・木星・天王星・太陽の表面に現れる、最も活動的なエネルギーのホットスポットを示します。

独特な偏差角。ノウス遺跡の西側通路。

聖地にあらゆる種類の情報が込められるのは珍しくなく、重なり合う機能を持っていて、その一つが教示手段です。ここで、ノウス遺跡の金星との永続的な関連性は興味を引くものです。東側通路は春分・秋分両方や夏至における金星の旦出(金星が太陽を伴って上ること)を指し示します。しかし冬至には金星と太陽は、ニューグレンジ内部の巨石通路から観測できる位置となる少しだけ南から上ります。ニューグレンジでは、塚の明かり窓の上に装飾されたリンテル(2本の柱に支えられた水平のブロック)も金星の8年周期を示します。

ニューグレンジ。アイルランド、ミーズ州。 (CC BY-SA 3.0)

これら直列は、ノウスとニューグレンジの両遺跡が建設された年代の中央値とされる、紀元前3051年に起こりました。もしあなたがこの時に生きていたら、秋分に金星が上るのをノウスから、そしてちょうど3ヶ月後、冬至にニューグレンジから太陽と金星がともに上るのを観察していたでしょう。またこの場所は最も重要な参入儀式と関係しています。

シリウスのように、金星はエジプトで「神の子」だと考えられたため、復活した新規参入者を照らす星でした。同様の儀式は、中国・インドからポリネシアや地中海までの様々な神秘教団にて、多くの場合「生者の再生」と見なされたため、志願者は魂が一時的に別世界にアクセスする制御された幽体離脱体験の間、文字通りの死ではなく比喩的な死を体験しました。この入門儀式は多くの場合、秋分と冬至に行なわれる2つのプロセスからなっていました。

 

生者の再生
初期キリスト教におけるのちのエルサレム教会は、金星と生者の再生について同じ見解を持っています。そしておそらくアンデスの祭司は、サクサイワマンや隣接するケンコの部屋でこれを行なったと思われます。この2つの遺跡はどちらも、ノウスとニューグレンジと非常に良く似た機能があります。ケンコは秋分に金星の旦出と直列し、その3ヶ月後の冬至には、金星と太陽がサクサイワマンの軸に沿って上ります。何より興味深いのは、このアンデスでの天文的直列が、アイルランドと同じ紀元前3150年と一致することです。

サクサイワマン

インカ帝国が現れる遥か昔、ケンコは別世界への入口としてこの地域で知られており、巨大な安山岩の一塊から作られた通路がS字に独特に曲がったその様式は、この場所で生者の復活が行なわれたことを証明しています。志願者は秋分の日没時に西側から入り、数日間胎内のような部屋の中で横たわり、金星を正面にして神人と認められるため、ちょうど夜明け前に東側から再び現れました。

ケンコ。別世界への入口。

 

古代の儀式
この手順はノウスでも同一で、現在進行中の通路内部の考古学的発掘は、今でもこの2箇所を繋ぐポータルを探しています。明らかにされていることはノウスの17の墓室が付属する墳丘で、同じ儀式が行なわれたエジプトの独特な人工洞窟と数字的に一致します。それはアビドスにあるオシレイオンです。この遺跡も17の墓室を備えています。

ノウスとオシレイオンはどちらも17の付属墓室がある。

サクサイワマンとその鋸歯状の巨石壁に関しては、上空から観察した場合にこれらは鳥の翼の外観をしており、特に注目すべきはかつて鏡像を形作っていた現在は破壊された崖側の追加壁です。この遺跡の名前がケチュア語で「満足したハヤブサ」を意味するのは偶然ではなく、アンデス神話でこの鳥はあまり注目されないのに対して、7000マイル離れたエジプトではハヤブサの神ホルスは復活した神人オシリスの象徴的な存続で、その儀式は秋分と冬至に行なわれ完結されました。

再構築されたサクサイワマン。

神人、金星、秋分と冬至の繰り返される結びつきは、さらに実際には、文字通りにそして象徴的に、初期キリスト教時代にありました。聖書によると、バプテスマのヨハネは秋分に受胎され夏至に誕生し、一方イエスは春分に受胎され冬至に誕生しました。両者は古バビロニアの称号で「神聖な秘密の管理者」を意味し、生者の再生のような儀式の大部分の秘密を順調に学んだ参入者が至る要職の最高位として示されるnasoraiyiと呼ばれ、そのため特別な水での洗礼に始まる新人に同じように施す資格を与えられました。

これらの関係の重要性は、現在のスコティッシュ・ライトフリーメイソンリーにおけるマスターメイソン儀式の礎石を形作り(この儀式のルーツは紀元前3000年頃、聖書のエノクとされる)、そしてその17階級(東西の騎士Knight of the East and West)は最も強力で深遠な階級の一つです。

今、最大の質問は、離れた文化で共有されたこれら同一概念の源は何か?ということです。

この記事はFreddy Silva氏の最新著作The Lost Art of Resurrection: Initiation, secret chambers and the quest for the Otherworldに関連しています。 www.invisibletemple.com

ケンコ、サクサイワマン、再構築されたサクサイワマンの画像の著作権は、Freddy Silva氏に帰属しています。

原文:Ancient Origins

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