42° 15′ 46.8″ N, 21° 57′ 14.4″ E
コキノ天文台はNASAも認めたとされる古代の巨石天文台であり、当時の宗教的な聖地。マケドニア共和国の北東部でセルビアとの国境近く、標高1,010~1,030mの山頂にある90m×50m遺跡。
この遺跡で見られる特に印象的なものは火山の噴火によってできた安山岩の玉座で、これが東の地平線を向いています。考古学者による分析結果からは神聖で儀式的な場所であることがわかりましたが、天文観測とは関係がないものとされています。
なぜこの遺跡が古代の『天文台』とされているかというと、太陽と月の動きに由来しています。太陽が昇る位置は昼間が最も短くなる冬至(12/22)に最南端の南回帰線の位置から上り、春分(3/21)に近づくにつれて東から上るようになり、夏至(6/21)には北回帰線から上る。そして再び秋分の日(9/22)になるにつれて日の出位置は南に向かっていき、冬至でサイクルが完了します。多くの天文台ではこの4つの日付の日の出位置を、マーカーで簡単に記録できます。
このようなマーカー石はコキノでも見つかっており、夏至の石は原型をとどめていますが、春分秋分の石は少し損傷していて、冬至の石はかなり損傷しています。この損傷は壊滅的な地震によるものと考えられています。
一方、月はもっと複雑な動きをするため位置を記録することは難しいです。簡単に説明すると、冬の月は夏の太陽が通った地点を移動し、夏の月は冬の太陽が通った地点を移動します。そのため夏至冬至のマーカー石の左右には満月が上る典型的な位置を示す石が配置されています。
参考: - Kokino - Wikipedia - Ancient Observatory Kokino - マナグア湖 - Wikipedia - オメテペ島 - Wikipedia - ラテンなおやじのぐうたらニカラグア生活