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ハレビドゥ(Halebidu)

13° 12′ 56.52″ N, 75° 59′ 29.04″ E

ハレビドゥのホイサレスワラ寺院 (CC BY-SA 3.0)

ハレビドゥ(『古都』の意)はインド・カルナータカ州のハーサナ県に位置する。ハレビドゥ(かつてはドラサムドラDorasamudraやドワラサムドラDwarasamudraと呼ばれた)は、12世紀にはホイサラ帝国の威厳のある首都であった。ここはホイサラ建築の最良の例の本拠地である。最も素晴らしいものは、華美なホイサレスワラ(Hoysaleswara)とケダレスワラ(Kedareswara)の寺院である。マリク・カーフールの侵略中に2度荒らされたためこの都市は『ハレビドゥ』という名になった。

 

歴史

ハレビドゥは12世紀から13世紀にかけてホイサラ帝国の首都であった。ホイサレスワラ寺院はこの時期にケタマラ(Ketamala)によって(西暦1121年頃)建てられ、ホイサラの統治者ヴィシュヌヴァルダナ(Vishnuvardhana)王に与えられた。この建造は、ヴィシュヌヴァルダナの息子とその後任ナラシンハ1世(Narasimha I)(1142年~1173年)の建築家長ケダロジャ(Kedaroja)によって西暦1160年頃に完成されたと考えられている。それは王ヴィシュヌヴァルダナ・ホイサラ(Vishnuvardhana Hoysala)とその女王シャンタラ・デヴィ(Shantala Devi)に由来する、ホイサレスワラとシャンタレスワラ(Shantaleswara)を祭っている。

この町は14世紀初頭にマリク・カーフールの軍隊によって略奪され、その後荒廃状態となり放棄された。

 

寺院複合体(テンプル・コンプレックス)

主要記事:Hoysaleswara temple and Kedareswara temple

寺院複合体は2つのヒンドゥー寺院、ホイサレスワラ寺院とケダレスワラ寺院と、2つのジャイナ教のバサディ(※ジャイナ寺院のこと)からなっている。これら寺院の正面には大きな湖がある。ホイサレスワラ寺院の側面にあるナンディー像はモノリスでできている。ソープストーンがこれらの建設に使用された。寺院複合体には考古学博物館がある。

西暦1121年に遡るホイサレスワラ寺院はその豊富な彫刻的ディテールにおいて驚異的である。寺院の壁はインド神話や、動物、鳥、そしてshilabalikasもしくは舞踏像の絶え間ない多様な描写で覆われている。寺院の彫像に一つとして同じものはない。牡牛ナンディーに守られたこの寺院は86年にわたる大変な労働にも関わらず決して完成しなかった。近隣のジャイナ寺院(バサディ)も同様に彫刻的ディテールが豊かである。

 

パールシュバナータ寺院(Parshvanatha Basadi)は、ホイサラ王ヴィシュヌヴァルダナの下の大臣だった有名なガンガラジャ(Gangaraja)の息子ボッパナ(Boppana)によるヴィシュヌヴァルダナ治世中の1133年にボッパデヴァ(Boppadeva)によって建設された。バサディ内部に黒花崗岩でできた高さ18フィートのパールシュヴァナータ・ティールタンカラ(Parshvanatha theerthankara)像がある。Yaksha DharanendraとYakshi Padmavatiの彫像はマハマンダパ(mahamandapa)に存在している。

パールシュヴァナータ寺院 (CC BY-SA 4.0)

シャンティナータ寺院(Shantinatha Basadi)は西暦1192頃、バッラーラ2世(Ballala II)の統治中に建てられた。ここには高さ18フィートのシャンティナータ像がある。この寺院は現在UNESCO世界遺産として提案されている。

シャンティナータ寺院 (CC BY-SA 4.0)

アディナータ寺院(Adinatha Basadi)は12世紀に建てられた小さなジャイナ教のバサディである。この寺院はアディナータとインドの女神サラスヴァティーの像を所蔵している。

アディナータ寺院 (CC BY-SA 4.0)

参考:Halebidu - Wikipedia

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