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ストーンヘンジ近郊の地下から4500年前のスーパーヘンジが発見される

ストーンヘンジ近郊で新たな発見がありました。

ストーンヘンジの北東デュリントンウォールと呼ばれる古代に作られた丘の南側にて巨大な石の列が埋まっていることが科学的調査によってわかったとのことです。

地図を見ると、デュリントンウォールの南西すぐ近くにストーンヘンジがあり、南にはウッドヘンジがあることがわかります。また、ストーンヘンジ周辺は畑が広がっていますが、ところどころに丘が作られているのもわかります。

研究者は、ストーンヘンジは単体で存在しているものではなく、周辺の丘や遺跡とともに巨大な儀式施設の複合体を形作っていたのではないかと示唆しています。たしかにエジプトの大ピラミッドも単体ではなく、葬祭殿などを併設したピラミッド複合体(ピラミッド・コンプレックス)であることがわかっています。

ストーンヘンジが建てられたのは大ピラミッドと同じくらいの時期とされているので、宗教の発展で言っても同じような考え方があったのかもしれません。

こういった新しい発見によって、自分たちが全てだと思っていたものがより大きなものの単なる部分だとわかるのも非常に興味深いですね。


Major Discovery: 4,500-year-old megalithic super-henge found buried one mile from Stonehenge

デュリントン・ウォールの土塁にある先史時代のスーパーヘンジの下に埋もれていた90もの膨大な巨石の列が発見されました。これは世界的に有名な遺跡、イングランド・ウィルトシャー州のストーンヘンジからたった1.6kmの距離にありました。巨石が作る巨大な線は3フィート地下にあり、高度なレーダー装置を使ったことにより発見されました。これは巨大な儀式モニュメントであったと考えられています。

『我々はヨーロッパ最大の石像モニュメントの一つを眺めており、かれこれ4,000年も我々の足元、目と鼻の先にありました。これは本当に驚くべきことです。』と、この発見をしたストーンヘンジの隠された景観プロジェクトの共同ディレクターでもあるブラッドフォード大学出身のヴィンス・ガフニー教授はこのように言った。そして『我々は世界のどこかに似たものがあるとは考えていません。これは全く新しく規模が尋常ではありません。』と彼は続けた。

この発見はブラッドフォードで行われた英国科学フェスティバルのオープニングにて発表され、ここ数年の英国新石器時代の発見のうちで最もエキサイティングなものとされています。

科学フェスティバルから生中継したアイリッシュタイムスは、サーセン石と思われる高さ4.5mの大きな一枚岩が立てられていると報じました。サーセン石とは、ストーンヘンジ中央のヒールストーンやサークルにも使われた砂岩のブロックのこと。石は水平に横たわっており、考古学者はこれらが故意に倒されて地面を覆っていると考えています。

『この新しい証拠は、先史時代におけるヨーロッパ最大の儀式場の一つにおける記念碑的建造物の完全に予想外の段階を示すだけでなく、新しく見つかった石の列は、有名なストーンヘンジと同時代もしくはより初期のものだと考えられます。』

復元は巨石がどのように見えるかを描写している。 Credit: Ludwig Boltzmann Institute. Ancient Originsより

巨石の列は、アルファベットのCのような儀式的な囲いの南側を形作って、エイヴォン川に対して一直線に伸びており、残りは人工的に急斜面になった地面の隆起を作り上げています。モニュメントは後にCから円形の囲いに改修されました。それが現在知られているデュリントン・ウォールです。デュリントン・ウォールはブリテン島最大の先史時代のヘンジで、おおよそストーンヘンジの12倍の大きさがあります。

ダリントン・ウォールは直径約500mで、周囲を幅16mにもなる溝と高さ1mの土手に囲まれ、ストーンヘンジと同じく夏至の太陽と揃うように建てられています。この巨大な構造体は、ストーンヘンジの地域に儀式複合体を形成していたと考えられています。

『これはおそらく何らかの儀式のためか、場所をマークしていると思われます。』とガフニー教授。『これらのモニュメントはとても劇場型で、感動と力を与えてくれる。』

一説には、巨石の列が儀式の進行ルートをマークしているとされています。

デュリントンウォールのC形構造物と新しく発見された南側に沿う巨石 Credit: Ludwig Boltzmann Institute. Ancient Originsより

巨石が倒されて埋められた後に完成したスーパーヘンジ Credit: Ludwig Boltzmann Institute. Ancient Originsより

『これら最新の結果は、デュリントンウォールでの古代の土木工事の下に埋もれているものについて、もどかしくも魅力的な証拠を生み出しています。』と、世界遺産のエイブベリーおよびストーンヘンジに詳しいナショナルトラストの考古学者ニック・スネイシャル博士はテレグラフ紙にこう語っています。『ヨーロッパ最大の新石器時代遺跡の一つを取り巻く石のような存在は、ストーンヘンジの物語に全く新しい章を追加しました。』

サムネイル: The earliest phase of Durrington Walls with its line of megaliths. Credit: Ludwig Boltzmann Institute.  Ancient Originsより

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